今朝の「木村達也 ビジネスの森」は、先週に引き続き、ゲストに『すごいインド』(新潮新書)の著者・サンジーヴ・スィンハさんをお招きした。
先週は、「カレー」というのがインドの言葉にはない、というあまりに身近な話題で盛り上がってしまったが、今日は日本とインドの違いをもう少し深いところで(カレーももちろん深いけど)話を聞くことができた。
人口も国の広さも日本の10倍あるインド。凄まじい可能性を感じさせるのは、そうした「大きさ」にもまして、国民の平均年齢が20代という「若さ」だ。
確かにインドは国民の間の格差は大きいし、貧困に窮する人たちの数も多い。そして水道や電気、ガス、鉄道、道路、学校といった僕たち日本人にとっては当たり前のインフラの整備もまだまだである。
しかし、スィンハさんから聞くインドは活力と情熱に溢れたこれからの国のイメージだ。英語を話せる人口は多く、数学や哲学など抽象的な概念を扱うことに長けた人々は、ITにも強い。日本人よりずっとグローバル人としての可能性を持っている。
安定と成熟と秩序の日本、カオスと活力と多様性のインド。今こそ2つの国は、本気で連携を組む時だろう。
今朝の一曲は、ブロンディの「ハート・オブ・グラス」。