一昨日ハドソン川沿いを散歩した際、気持ちよさそうに歩行者を抜いていく自転車に目を奪われ、その帰り、ほとんど衝動的に自転車を購入した。組み立てを自転車のおじさんに頼み、昨日受け取りに行った。ヘルメットなどの荷物を下げていたので、自転車はアパートまで押して帰った。
今日、天気がいいので初乗りに出かけた。「ん?なんか変だぞ・・・」。左のブレーキレバーを握ると前輪にブレーキがかかる。右のレバーは、後輪だ。ブレーキ・ケーブルが逆に接続されている。「自転車屋のおじさん、何やってんだ」と独りごちながらも、そのままリバーサイドパーク沿いの自転車道をマンハッタンの南端まで走った。
途中、ワールド・トレード・センター跡地に建設中のビルが見えた。One World Trade Center という名のビルだ。
しかし、自転車屋がブレーキの接続を間違えるだろうかと思い、止めてある自転車を何台か観察したところ、どれも右レバーが後輪ブレーキに繋がっているではないか。つまり、米国ではこれが標準らしい。自転車屋のおじさんが僕の自転車の組み立てを間違えたのではなかったわけだ。これって、右側通行と関係があるのかもしれない。
このまま米国式に慣れるようにするか、それとも長年乗り慣れた日本式にケーブルをつなぎ直すか・・・。