連日ニューヨークで部屋探しをしているが、気に入った物件に当たらない。今日は部屋探しを休んで、街をぶらつくことにした。現在宿泊しているホテルがある74丁目からコロンバスサークルを経て42丁目あたりまで歩く。
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タイムズスクエアの風景 |
ニューヨークへ来た。早稲田大学で教えるようになってからもアメリカは出張で時折来ているが、ニューヨークは15年ぶりくらいだ。懐かしい。
僕にとってこの時期のNYといえば、ロックフェラーセンターのアイスリンク。その近くにある銀行に口座開設のため訪れたついでに寄ってみた。ここは昔と変わってない。
2011年度の自動車販売台数でGMが世界一に返り咲いた。複数の新聞では、その記事に寄り添うかのように、トヨタ車の急加速問題がシロと確定したという囲み記事が掲載されている。
全米科学アカデミーは、2009年から2010年にかけて発生したとされた電子制御システムが原因とする予期せぬ急加速問題についてシステムの問題はなかったと結論づけた。つまり、それに先だって報告された、ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたという米運輸省の調査結果をアカデミーが認めたわけで、一貫して電子スロットルに欠陥はないと主張していたトヨタの主張が正しかったことが証明されたわけである。
この問題発生時、トヨタの対応のまずさは確かにあった。しかし、ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違いから派生した事故を、ここまでメーカーがなぜ問われなければならなかったのか。
米国で公聴会が開かれていた時期、僕は大学からの派遣で米国に滞在していた。日々、現地のニュース報道のトップはトヨタ問題一色だった。テレビでは豊田章二社長がなぶり者にされている場面が繰り返し繰り返し放映された。
そもそもこの一連のでき事の背景にあったのは、事故や電子制御システムといったテクニカルな問題だけではなく、経済問題が大きかった。トヨタはそれに翻弄され、もてあそばれて、米自動車メーカーと米国民のうっぷん晴らしの対象にされてしまった。
ナチュラル・バイアグラ? |
Yahoo! Japanのニュース・トピックスに、日本国内の現在のSNS利用者数が4,289万人という調査結果が載っていた。
日本の人口が約1億2800人だから、赤ん坊など含めたすべての日本人の3人に1人がやっている! という計算になる。本当だろうか。
その数字を発表したICT総研という会社のサイトを読むと「国内の3大SNSと言われるモバゲー(運営会社DeNA)、グリー、ミクシィはそれぞれ2,500万〜3,000万件以上の登録者を保有しており、これら3社だけで約9,000万件近い登録者数となる」とある。
主要3社のそれぞれの登録者数が2500万〜3000万人とずいぶん大雑把なわりに、合計の利用者数が4,289万人と一万人単位まで出ているのが不思議だ。
データ好きとしては当然ながら、年代や性別、居住地域の偏りも知りたいところ。65歳以上が日本人口に占める割合は約23%だが、その年代の何割がSNSをやっているんだろう? 15歳未満(全体の13%)ではどうか?
アンケート調査をもとにした集計とあったので、調査元にその調査概要を教えてくれるようにメールしてみた。
返答は「なぜ知りたいのか?何が知りたいのか?が分かりかねるので、どの情報を提供すべきか判断に困るのですが、調査概要について、無償で公開している情報は、弊社ホームページに公開しているもののみです。詳細の情報については、有料で販売しているレポートに記載しておりますので、ご検討いただければと思います」とのこと。
調査結果をリリースするのであれば、最低でも調査対象者や調査期間など基本的な調査概要は公表すべきだと思うのだけどね。それらを隠しちゃいけないよ。
米国に1年間滞在する予定でビザの申請をオンラインで行った。多くの個人情報の記入を求められ、いささか疲れた。
そのなか、Security and Background: Part 3に、次のような質問があった。
Q. Are you a member or representative of a terrorist organization?
A. Yes No
Yesにマークをつけたらどうなるか、ちょっと気をそそられたが、ここは真面目に答えておいた。アメリカの入管ってオモシロい。
中小河川や農業用水路を利用した小規模水力発電が注目され始めている。水力発電は、その発電量の変動が天候に左右されやすい太陽光や風力発電より少なく安定している。
水車を回して発電する小規模水力発電に利用可能とされる場所は、日本全国に約2万カ所も。発電時に二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーとして注目されているが、初期導入コストや工事費の高さが障壁になっている。
近くで見つけた超超小規模水力発電。プラスチックのカップを使った水車が小川の流れで回ると、上の橋桁に設置されたカッパの目玉が光る。それだけのことで、もちろん実用性はないが、こうした簡単な仕組みで電気が作れることを通りがかりの人は知ることができる。なによも見ていて楽しい。