2025-12-29

機械が客に「はい」「いいえ」を迫る無作法さ

遠方に住む家族の家のインターネットが繋がらなくなった。

対応を求めて、プロバイダーのサービスデスクに電話をかけたという。が、機械応答で「はい」「いいえ」の選択肢だけを次々尋ねられ、その挙げ句、最終的に問題はまったく解決しないどころか、人間と一言も話すこともなく最後は「問題は解決されましたでしょうか。はい、いいえでお答え下さい」と言われ、「いいえ」と答えて、電話が切れたらしい。

試しに僕の方でもそこに電話をかけてみた。なるほど聞いたとおりだ。「はい、か、いいえ、でお答えください」とシステムの機械音声が何度も何度も続く。

問題の切り分けの設計がお粗末で、単線的なフローしか組まれていない。顧客のことなど真面目に考えておらず、ヘルプデスクが一応あるという言い訳のためのものとしか思えない。 

しかもやり取りは、機械に子供扱いされているような感じで実に厭な気分だった。不愉快極まりない。我慢できず、途中で呪いの言葉を吐き、電話を切る。

この会社(プロバイダー)に人間による対応を求める場合は、別途、有料オプションを契約しなければならないらしい。なんてこった。

人件費削減を狙っているのだろうが、こうした無神経なサービス対応を契約者に強いるのは何とかならないのだろうか。