23日にLINE社長の会見が行われた。
同社の出沢社長は、今後は中国からデータにアクセスできないように設定し、顧客データは日本に移管すると説明した。
ほら、できるじゃない。今さら手遅れだけどね。
LINEは今月17日のプレスリリースで、自分たちが中国企業に業務委託せざるを得なかった理由を「日々の開発・運営業務上の必要性から」と説明していた。
LINEが言うところの「必要性」はコストのことじゃないのか。利用者の個人情報より費用の削減が最優先だったということなんだろう。
会見では、「情報の漏洩や流出は本当にないのか」との質問に対して、社長は「漏洩は現時点で確認していない」と応えた。やっぱり”現時点”だ。
そもそも確認作業を進めなければ、いつまでたっても「現時点では確認できない」と言い続けることはできる。世の中を小馬鹿にした典型的なプレス対応の戦術である。やがてほとぼりもさめるだろうからと、たがを括っている。
LINEを日本の社会インフラという人もいるようだけど、勘違いだ。そんなの認められるわけがない。