2020年8月24日

こういう日々だから、花火の音が聞きたい

厳しかった猛暑が今日はゆるんで、日中は過ごしやすかった。このところ連日、エアコンをかけっぱなしにしていていたが、久しぶりにそのスイッチをオフにした日曜日だった。

やっと残暑も収まってきたのかもしれない。秋の訪れが待ち遠しい。

振り返ってみると、今年は花火とは縁のない夏だった。ほとんどの花火大会が、武漢型肺炎対策で中止になった。花火の音を聞くことがないまま終わる、侘しい夏の終わりになった。

花火には何も実用的な機能はない。ただ、ドーンと打ち上がって、大空でパーンとはじけ、パラパラパラと消えていくだけだ。

だが、夏を夏として人々の記憶に刻むその色と音は、これまでずっと日本人の夏のひとときに欠かすことができないものだった。