2019年9月26日

16歳に教わる

スウェーデン人のグレタ・トゥンベリさん(16歳)がニューヨークの国連本部で地球温暖化対策を訴えてスピーチを行った。

メディアによると、彼女は「環境活動家」と表記されているが、彼女が自らそう名乗っているのかどうか。おそらく、メディアが勝手にそう「定義」しているんじゃないかな。

彼女のスピーチはすこぶる論理的で、しかも情動的でもある。16歳でこれだけのメッセージを発することができることに驚いてしまう。

カギとなる数字(データ)と現在の地球環境が抱えている現状(ファクト)を明確に伝え、それが今の大人たちが彼女たちの世代に回すツケであること、それに対して大人たちが本気で対応を考え、実行することに遅れは許されないことをキツく訴えた。

これまでも、地球の環境がどうなっているかに関する情報はあふれるほど見聞きしている。しかし、今回ほど真剣にその意味を考えるきっかけを与えられたことはなかった。僕だけじゃないはず。

それと、いかにも意志の強そうな彼女の面構えがいい。日本の16歳には、まず見つけることはできないように思う。何が違うんだろう。