2018年9月17日

らしいと言えば、らしい

先々週、イタリアの学会に参加する際はワルシャワ経由のフライトで行った。

いつものように目的地(今回はイタリア)でネットを使用するための携帯ルーターはレンタルしたものを持って行っていたが、経由地のポーランドではそれは使用できない。

かといって、たかがメールチェックのために日本の携帯会社にばか高いローミング料金を払うのも気が進まず、Skype WiFi でホットスポットの公衆無線LANサービスでつなごうとしたが何故かうまくいかなかった。帰りのフライトで立ち寄ったときも同様だった。

海外に行ったとき、ホテルやスタバなど自由にネットが使える場所以外ではSkype WiFiが重宝していたので、今後のこともあるだろうとネットで検索してみたところ、CNET Japanのサイトに昨年の3月31日でサービスの提供が打ち切られていたことが掲載されていた。https://japan.cnet.com/article/35097346/

まったく知らなかった。知らされていなかった。Skype への登録メールの受信フォルダを検索したが、そうした連絡は何も届いていない。

CNET Jpan の記事(2017年3月1日付)によれば、
MicrosoftはSkype WiFiをまもなく終了する正式な理由について、次のように説明している。「全世界でSkype WiFiを終了するのは、中核的なSkype機能を通して可能な限り最高の体験をユーザーに提供する取り組みに、さらに集中できるようにするためだ」
とある。

利用者に知らせるべきことを知らせないで「可能な限り最高の体験をユーザーに提供する」というのはどういうことだろう。

このあたりの目線の置き方の奇妙さは、マイクロソフト社ならでは。いつまでたっても変わらない会社である。