2014年4月5日

マイクの前で話すということ

ラジオ番組のパーソナリティをやることになり、ラジオ局のスタジオ(収録ブース)に初めて入る経験をした。

仕事がら話をすることには慣れていると思っていた。何年も大学で講義を行っているし、年に何度かは海外の学会に出かけて発表もしている。それ以外にも、講演会やらセミナーで話をすることもある。

ところが、スタジオに入り何本ものマイクを前にし、ガラス窓で隔たれた副調整室からの指示をイヤホンで聞きながら話をするというのは、これまでと要領がまったく違う。

極度な緊張感で喉が渇く。おそらくアドレナリンが出て、瞳孔が開き、脈拍が速くなっていたに違いない。思い出すと反省点も多い経験だったが、一方であの緊張感は悪くはないとも思った。