2011年7月14日

どうしようもない人事管理

新聞の記事に「東京電力は13日、福島第1原発で4月に作業した協力会社の作業員のうち118人と連絡が取れないと発表した」とあった。3月の作業に従事した人も含めると132人になるらしい。連絡が取れないというのは、電話しても相手が出ない、というのではない。連絡先が不明ということだ。

もともと住所不定・連絡先なし、だったわけではないはずだ。「協力会社」とやらが作業員として雇用契約を結んでいたはずなのだから。それがなされていなかったとしたら、基本的な管理の問題だろう。杜撰。これらの元作業員は、その後の被曝線量の検査すら受けていない。

10年前の話をしているのではない。彼らが働いていたのは、つい3ヵ月前のことだ。東京電力は「協力会社」による雇用主責任のままやり過ごすのだろうか。