2014年8月2日

酒は背筋を伸ばして呑みたい

今朝の番組ゲストは、先週に引き続き「獺祭」の旭酒造社長・桜井博志さん。


今週は、酒を何でどう呑むかについて話を聞いた。桜井さんによると、磁器よりも陶器、さらにワイングラスが優れているとか。酒の温度をそのまま感じるためには、唇にあたるところは薄い方がよい。

パリに出す店では、有田焼作家の14代今泉今右衛門さんに獺祭オリジナルの杯を造ってもらっている。そうしたこだわりが桜井さんらしい。

店で日本酒を頼むと、小振りのグラスをマスのなかに入れて持って来て、客の前でそこに酒を注ぎこぼすというのをよくやれられる。グラスいっぱいに注がれた酒を客は持ち上げるわけにはいかず、背中を丸めてまずは少しすすり呑むようになる。

こうした飲み方が好きな人もいるのだろうが、僕は嫌いだ。だから、グラスの入ったマスを持ってこられると、マスなしで大ぶりのグラスに同じ量だけ入れて持って来てくれと頼む。最近では、行きつけの店はいちいち言わなくても僕には他の客とは違ったグラスを出してくれるようになった。

桜井さんもそうした大の男が背中を丸めて、グラスに注ぎこぼされた酒をすする姿がみみっちくて嫌いらしい。だから、その意味でも今のところはワイングラスがいちばん相応しいと考えている。

今日の選曲は、リンダ・ロンシュタットの「シンプル・マン、シンプル・ドリーム」。彼女のアルバム「シンプル・ドリームス」からの一曲。