2014年3月22日

彼岸の故郷で

春分の日、お彼岸の墓参りのため帰郷。フェリーで渡った瀬戸内の島で、着いた港でまず目に入ったのが日産のマークの入った電気自動車。


日産とルノーで共同開発されたこの電気自動車は、2人に乗り。運転席を前にスライドさせて後部シートのスペースを取るが、狭くて大変そうだ。フル充電で80キロほど走行可能だという。ガルウィングがユニーク。横に開かないから、省スペースではある。もとになったルノーの車は、開放感を求めて両側のドアがないそうだ。日本では安全基準を満たすためにドアらしきものをつけた。瀬戸内国際芸術祭の開催にあわせて昨年の7月からレンタカーとして島に8台配置されている。利用料金は、一日8千円也。メーカーの主目的は、坂道が多いこの島と実際のお客さんによる実証実験である。

翌日、今度は島からの帰途、着いた小さな港町で迎えてくれたのは、闇夜に浮かび上がるアラーキー(荒木経惟)の巨大な写真パネルのディスプレイだった。