2014年3月12日

航空会社の「テッセイ」

地中海のマルタへ学会出張したことは先日のブログでも書いた。

マルタへは日本からの直行便はなく、行きがソウルとフランクフルト経由、帰国便はロンドンとソウル経由で飛んだ。20時間以上の旅程を乗り継ぎをしながら、行きも帰りも機内食で食事を4回続けて済ますのは、文字通り食傷気味で疲れた。

いつも飛行機に乗り降りする度に思うことがある。「機内の清掃ってたいへんだろうなあ」という素朴な感想だ。

新幹線のホームに整然と一列に並び、丁寧なお辞儀をして出迎えてくれる姿で有名になった「テッセイ」(株式会社JR東日本 テクノハート TESSEI)という鉄道整備会社がある。その会社で働く社内清掃スタッフたちは、実質的に7分程度の停車時間にで車両内やトイレの清掃を行うという。

飛行機内の清掃は、新幹線内よりはるかに大変だ。まず機内が複雑。シートの下には救命ベストなどがあり、スペースは狭い。通路も狭いし(とりわけメインキャビンは)、なかなか目や手が届かない場所が多い。機内誌やオーディオ・ビジュアルガイドなどシートポケットに取り揃えなければならないものも多い。それに各シートには毛布と枕が不可欠。

あと何といっても、長距離のフライトを終えた後の機内に散乱する多くのゴミや食事カス。それらを清掃し、現状復帰しろといわれたら、僕だったら目が回る思いだ。それを、すべての航空会社が各フライトごとに当たり前のように行っている。どんな人たちが、何人くらいで、どうやってこんな大変な仕事をやっているのだろう。興味がある。

「テッセイ」と航空機内の清掃スタッフの違いは、外から見えるかどうか。見えないところにもすごい連中がいて、大変な仕事を当たり前にやっている。