2022年3月6日

主要5ヵ国の若者の意識調査から

成功を決定する最も重要な要因は何か? 

下記の図は、米国統計局が世界の若者を対象に調査した結果の一部(調査は世界20ヵ国で行われた)である。

調査対象者はそれぞれの国の15歳から24歳の若者だ。

日本の若者は、成功を決定するのは学歴や親の経済力、コネよりもハードワークが重要だと答えている点が他の4ヵ国と比較して特徴的だ。

対照的なのがドイツ。成功するためにもっとも重要なのはハードワークでも親の経済力やコネでもなく、学歴だとする比率がこれらのなかでずば抜けて高い。ドイツはそれほどまでに学歴社会なのか。

アメリカ、英国の若者は、ハードワークも重要だが、親の経済力やコネも重要だと答えている。学歴の重要性を示した値は、ドイツよりは低いが日本より高かった。

フランスは日本とドイツの若者の中間の位置づけである。

これらのなかで「本当だろうか?」といちばん首をひねったのが、他でもない日本の若者である。というのは、ハードワークが重要だと意識しているにしては、実際にそのように行動しているようには思えないから。

15〜19歳、20〜24歳の2群に分けた結果があれば、もう少し何か分かりそうだが。