yontougoraku と綴られ、"sleep four hours , pass; sleep five hours, fail" と説明が付いている。いつの話をしてるのだろう。
今の受験生や親たちが、いまだにそんなこと考えてるとは思えない。僕が受験生だった頃(大昔)にはそうした話も聞いたことがあるけど。受験地獄なんて言葉がマスコミにまだ踊ってた頃だと記憶している。だが今では死語。まともな受験生や親は、そんな非科学的な信条(credo)など信じない。
この記事を書いたのは、推測だけど、かなり年配で、かなり不勉強な日本人記者だろうね。今では誰も口にしないような言葉を(英文紙の読者だから分からないだろうとたがを括って)さも現代の日本人たちが使っているように書いているのは、われわれ日本人にもFTの読者にも失礼なこと。
僕の経験則からだけだけど、英国のメディアはこうした日本人のエキセントリックさを紹介する記事が大好きだ。それこそ、そんな日本人ってどこにいるの? そんなのいても10万人に一人いるかどうかといった、かなり奇妙で外れた日本人をもってしてあたかも今の日本人の一般像のように見せかけて表現することをやる。
読者がそうしたものを好むから、というのが最大の理由なのだろうけど。いまだに「日本人というのは奇妙でおかしな連中」と思いたがる英国人読者性向がその背景にある。そして、そうしたものが結果として国のイメージを形成していくのだ。いやはや。