2018年6月15日

「多様化」をもっと多様な視点で理解する必要がある

今朝の新聞の記事。視覚障がい者を対象にした調査で、彼らのなんと6割以上が飲食店で補助犬を連れて入店するのを断られた経験があると言う。

法律によって店舗などで補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)を断ることは禁止されたが、記事ではそれが徹底されておらず、そのためにこうしたことが発生してると述べている。

法律が制定されたことが関係者に知られていないこともあるだろうが、基本的にそれ以前の問題。つまり、飲食店で働く人の意識の問題だ。

世を挙げて、やれ多様性だダイバーシティーだと言われながら、身体に障害のある人たちに対するまなざしは未だに冷ややかであり、時に差別的であったりするのは変わりがない。女性を管理職に登用することだけが社会の多様性ではない。そうした問題の矮小化がとても気になる。

今さらながら、いろんな人が世の中にはいるという、しごく当たり前のことにもっと意識を向けることから始める必要性を感じる。