羽田空港を発ち、中継地のバンコク空港には予定より小一時間近く到着した。予定では乗換が1時間半を切っていたので、僕の預け入れ荷物には「Hot Transfer」の黄色いタグが付けられていた。
ところが、朝6時50発のロイヤル・ブータンエアウェイズの飛行機はいつまで経ってもバンコクに現れない。どうも昨夜のブータンでの大雪でフライトが大幅に遅れているらしい。修正された予定は、午後1時30分。6時間以上の遅れだ。
お陰でブータン航空持ちで空港内のトランスファー用ホテルの一室を取ってもらい、シャワーを浴び、一眠りすることができた。しかし、僕はバンコクの空港で昼寝をするために来たのではない。早くブータンに到着したい。
結局、フライトはさらに遅れ、午後2時45分頃にやっと搭乗機はバンコクからブータンのパロを目指して飛び立った。
お陰でパロ空港に降り立ち、実にスローで時間のかかる入国手続きをクリアして空港から外に出たときには、もうあたりは暗くなっていた。その日の午後の予定がすべてとんでしまった。