2011年11月9日

松下の「綱領」

昨日のマーケティング特論には、学生時代の友人で現在パナソニックの企業宣伝部門の責任者をしている小関君にきてもらった。

60年代以降の懐かしいテレビCMなどを紹介してもらい、松下のブランドとコミュニケーションの変遷、そして松下からパナソニックへの社名変更とその背景などを分かりやすく説明してもらった。10月にNHKで放映されたドラマ「神様の女房」を見た学生も結構いたことあり、松下に関する話にみんな熱心に耳を傾けていた。

そのなかで、松下の基本経営理念に触れた話があった。その後、ネットでちょっと調べてみたのだけど、松下幸之助はすでに昭和4年(1929年)に、自分たちの会社は人びとの暮らしを豊かにするだけでなく、社会に貢献することを目指すと謳っている。
このような高い志と社会性が、利益を生み出す装置・仕組みとして企業を考えがちな欧米企業と日本企業の経営の違いの一つだ。