2010年4月26日

野毛の大道芸

毎年この時期、週末の2日間横浜の野毛地域で大道芸が行われる。参加しているのは、ジャグリングや一輪車乗りといった定番から、1人芝居やマイム、ロープを使った曲芸などいろいろである。またそのレベルも。

大道芸だから、見せ物料はただ。お代は出し物を見終わったあと、客が自分が金額を決めて回ってくる帽子などに入れる。僕もそうだが、こうした支払い方に日本人は苦手だ。幾ら入れてやるか、瞬時の判断に悩む。これはレストランやホテルなど、サービスを受けた際にチップを支払う習慣がないことが影響している。

いつも一瞬迷ったあと、たいていはその時ジーンズのコインポケットに入っているだけの小銭を出してやるか、あるいは千円札一枚といったところだ。

大道芸人ではないが、面白い帽子をかぶり、イヤリング代わりに金魚鉢をぶら下げているファンキーなおじさんに出会った。話しかけてみると気さくなおじさんで、一緒に写真をお願いした。
ひときわの人だかりを縫っていくと、金粉を全身に塗った舞踏団が踊っていた。不思議なような、懐かしいような。まだいたんだなあと、しばし感慨にふけながら鑑賞。

パフォーマンスが終わったあと、それまで演奏されていたアバンギャルドな音楽の演奏がいきなりチンドン屋風に一転し、それに合わせてダンサーたちが観客からお金を集金し始めたのには笑った。この切り替わりが一番面白かった。


 

2010年4月23日

1Q84 Book3

近くの本屋に立ち寄ったら、その表に村上春樹の1Q84 Book3のポスターが貼ってあって、そこに手書きで「品切れ 入荷未定」と書いてあった。確かBook3は初版出荷と同時に増刷したとニュースで見た記憶がある。この人気は凄まじい。

Book3から読み始める読者は少ないだろうから、この時点で1と2をすでに読んで3を待ってた読者が多数いたということだろう。読者構成がすごく気になる。

2010年4月15日

ひさびさに武道館へ

キャロル・キング&ジェームス・テイラーのコンサートが日本武道館であった。客層は思った通り、僕と同年代かあるいは上の世代が中心。周りには、ブリーフケースを抱えた会社帰りのサラリーマンが多かった。そうした多くの人たちは昔音楽をやってたのかもしれない。意外にリズム感やノリがいい。

演奏曲は、ほとんどが60年代から70年代の曲。懐かしい。こうしたコンサートが好ましいのは、全体的に音楽をじっくり楽しみたい客が多いこと。だから、すぐに立ち上がったりする迷惑な客が少ない。先月行ったジャクソン・ブラウン&シェリル・クロウのコンサートも似た印象だった。こちらはこの3月末で長年のホール営業を閉じた新宿の東京厚生年金会館だった。そのあとには、大手家電量販店が出店することが決まっている。文化イベントの拠点がまたひとつ無くなった。

2010年4月14日

新ゼミ生歓迎会

昨日は今学期2回目のゼミ。終わった後は新ゼミ生の歓迎会が大学の近くの店であった。新ゼミ生は、昨年9月に入学した学生たち。台湾やタイ、中国(上海)からの留学生たちだ。これから勉強を頑張って。

これまで新入生たちは、4月入学生は9月に、また9月入学生は翌年の4月にゼミに配属になっていた。2年間しかない修士課程なのに時間がもったいない。なので、この4月入学生たちからは、ゼミへの配属が早くなった。

2010年4月12日

鯉のぼりが泳ぐ

週末、クルマで田舎を走っていたら鯉のぼりを見つけた。ずいぶんと気が早いなあと思いつつ、13匹の鯉のぼりが風にたなびく姿にしばし見とれてしまった。男の子がたくさんいる家なのかもしれない。

2010年4月11日

日本経済新聞「経済教室」4月9日

4月9日付けの日経朝刊「経済教室」欄に執筆した。テーマは、インターナル・マーケティング。企業は、市場(顧客)に向けてマーケティングを実施する前に、社内に向けたマーケティングを行わなければならない。

インターナルマーケティングの顧客は社員であり、対象とする商品は仕事だ。このアプローチの目的は、社員に仕事を喜んで買ってもらい、買い続けてもらう点にある。結果、社内の至る所に共鳴関係ができあがり、付加価値に優れた製品やサービスが市場に提供され、最終顧客の満足を獲得することができる。

マーケティングを専門部署にのみ委ねることで、市場対応が適切になされていない企業が多い。技術はあるのに企業がビジネスで負ける理由の一つだ。

記事が掲載された日、懐かしい友人や知り合いからたくさんの連絡が寄せられた。あらためて全国版の新聞の影響力を実感。


2010年4月5日

花見の風景

多摩川沿いを散歩。ガス橋近くになると一挙に花見客が増える。土手を挟んで川と反対側が花見のスポットになっている。桜もいいが、川を見てた方がずっと気分がいい気もするのだけど。