夜7時から40丁目にあるニューヨーク市立図書館の分館で映画の上映会があったので出かけた。作品はヴェルナー・ヘルツォークの「Stroszek」。2月末から週1回のペースでヘルツォークの作品を上映している。今日は5回目で、初回には「アギーレ 神の怒り」を上映したらしい。
参加者は、およそ25名ほどだった。学生らしい男女から中高年まで、さまざまである。ちょっと驚いたのは、フィルム(DVD)の上映前に、世話役らしい30歳くらいの男性(図書館の映像部門で働いているスタッフか、近くにあるNYUで映画を専攻している大学院生のような感じ)が簡単な説明をしてくれたこと。そして、上映後は、彼を中心にディスカッションがなされたこと。
彼の質問に呼応して、会場の人たちが自由に意見を述べる。とんちんかんな発言もあるが、感心させられる見事な意見もある。とにかく途切れることなく、次々と意見が出るのにびっくり。そして、15分ほどのそうしたセッションの後お開きとなり、「グッドナイト」とそれぞれの帰途へ向かう。なかなか気持ちがいい。早稲田の学生より、よっぽど活発である。
日本の大学の授業での質問(発言)の少なさを思い起こした。授業の終わりに質問の時間を設けるが、あまり質問や意見が出ない。意見がないわけではなく、みんなの前で言いたくないのだ。質問についても同様だ。書いて提出させると、それぞれ出てくる。また、授業が終わってから、個別に質問をしに教卓に寄ってくる学生がいる。内容は一般的な質問である。授業中に発言するように何度言っても変わらない。
みんなの前で意見を述べたり質問をするのは、彼らにとってそれほどカッコ悪いのだろうか。
2012年3月29日
2012年3月25日
自転車のブレーキが逆?
一昨日ハドソン川沿いを散歩した際、気持ちよさそうに歩行者を抜いていく自転車に目を奪われ、その帰り、ほとんど衝動的に自転車を購入した。組み立てを自転車のおじさんに頼み、昨日受け取りに行った。ヘルメットなどの荷物を下げていたので、自転車はアパートまで押して帰った。
今日、天気がいいので初乗りに出かけた。「ん?なんか変だぞ・・・」。左のブレーキレバーを握ると前輪にブレーキがかかる。右のレバーは、後輪だ。ブレーキ・ケーブルが逆に接続されている。「自転車屋のおじさん、何やってんだ」と独りごちながらも、そのままリバーサイドパーク沿いの自転車道をマンハッタンの南端まで走った。
途中、ワールド・トレード・センター跡地に建設中のビルが見えた。One World Trade Center という名のビルだ。
しかし、自転車屋がブレーキの接続を間違えるだろうかと思い、止めてある自転車を何台か観察したところ、どれも右レバーが後輪ブレーキに繋がっているではないか。つまり、米国ではこれが標準らしい。自転車屋のおじさんが僕の自転車の組み立てを間違えたのではなかったわけだ。これって、右側通行と関係があるのかもしれない。
このまま米国式に慣れるようにするか、それとも長年乗り慣れた日本式にケーブルをつなぎ直すか・・・。
今日、天気がいいので初乗りに出かけた。「ん?なんか変だぞ・・・」。左のブレーキレバーを握ると前輪にブレーキがかかる。右のレバーは、後輪だ。ブレーキ・ケーブルが逆に接続されている。「自転車屋のおじさん、何やってんだ」と独りごちながらも、そのままリバーサイドパーク沿いの自転車道をマンハッタンの南端まで走った。
途中、ワールド・トレード・センター跡地に建設中のビルが見えた。One World Trade Center という名のビルだ。
しかし、自転車屋がブレーキの接続を間違えるだろうかと思い、止めてある自転車を何台か観察したところ、どれも右レバーが後輪ブレーキに繋がっているではないか。つまり、米国ではこれが標準らしい。自転車屋のおじさんが僕の自転車の組み立てを間違えたのではなかったわけだ。これって、右側通行と関係があるのかもしれない。
このまま米国式に慣れるようにするか、それとも長年乗り慣れた日本式にケーブルをつなぎ直すか・・・。
2012年3月22日
2012年3月21日
2012年3月20日
ジーザス・クライスト・スーパースター
3月1日からニール・サイモン劇場で「ジーザス・クライスト・スーパースター」がリバイバル公演されている。テレビでスポットCMを流していることもあってか、入りは上々だ。
今日の公演は夜8時から。席は前から3列目で、役者たちのつばきが舞台から飛んできそうな距離だった。
ブロードウェイやロンドンで何度も再演されてきた作品だが、僕は舞台はこれまで観たことはない。1973年公開のノーマン・ジュイソン監督の映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、かつて繰り返し観た。だから個人的にはその影響が強い。イエスと云えばテッド・ニーリーで、ユダはカール・アンダーソン、マリアはイヴォンヌ・エリマンである。
ストーリーは、聖書をもとにキリストの最後の7日間を描いていて、その斬新な解釈で最初の公開の時から敬虔なクリスチャンやキリスト教原理主義者から「神に対する冒瀆」と痛烈な批判を浴びてきた。ブロードウェイで今回再演が行われたのも、ブッシュ政権の影響を気にしなくてよくなったからかもしれない。
初演から40年たっているというのに、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽はいまも圧倒的である。舞台に70年代の残滓を感じたのは、ノスタルジーか。
今日の公演は夜8時から。席は前から3列目で、役者たちのつばきが舞台から飛んできそうな距離だった。
ブロードウェイやロンドンで何度も再演されてきた作品だが、僕は舞台はこれまで観たことはない。1973年公開のノーマン・ジュイソン監督の映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、かつて繰り返し観た。だから個人的にはその影響が強い。イエスと云えばテッド・ニーリーで、ユダはカール・アンダーソン、マリアはイヴォンヌ・エリマンである。
ストーリーは、聖書をもとにキリストの最後の7日間を描いていて、その斬新な解釈で最初の公開の時から敬虔なクリスチャンやキリスト教原理主義者から「神に対する冒瀆」と痛烈な批判を浴びてきた。ブロードウェイで今回再演が行われたのも、ブッシュ政権の影響を気にしなくてよくなったからかもしれない。
初演から40年たっているというのに、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽はいまも圧倒的である。舞台に70年代の残滓を感じたのは、ノスタルジーか。
2012年3月19日
セントパトリックスデー
昨日はセント・パトリックス・デー(St. Patrick's Day)だった。5番街の44丁目から79丁目までを使っての大パレードが行われていた。パレードに参加するのは、アイリッシュ系であろうがなかろうが、街中のみんながお祭り気分である。
この日は、街中がアイルランド共和国のナショナルカラーである緑色に染まる。アイリッシュ系の文化と宗教観がアメリカでしっかり継承され根付いているのを痛感する。
街角のあちこちに警官が動員されていたが特に騒ぎもなく、賑やかな歓声が夕方まで続いていた。
この日は、街中がアイルランド共和国のナショナルカラーである緑色に染まる。アイリッシュ系の文化と宗教観がアメリカでしっかり継承され根付いているのを痛感する。
街角のあちこちに警官が動員されていたが特に騒ぎもなく、賑やかな歓声が夕方まで続いていた。
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