2019年10月18日

国際学会でPSJ(Promoter Score Japan)を発表

会場は、ハンガリー・ブダペスト市内のほぼ真ん中にあるCentral European Universityだった。

現地にいくまで知らなかったのだが、この大学はあのジョージ・ソロスが資金を出して1991年に設立した大学院大学。彼はハンガリー系のユダヤ人で、ここブダペスト生まれである。

大学院大学だからなのだろう。学生たちは大人で、キャンパス全体が落ち着いた雰囲気の大学だった。講義用の教室はどれも比較的小ぶりだが、最新の機器が備え付けられていた。

巨大なスクリーンと見間違うようなモニターディスプレイ上を指でタップ、スワイプ、ピンチしながらプレゼンテーションをすることができる。とにかくお金がある大学という印象。

大学(CEU)のホールに掲げられていたソロスの碑


さて学会では、日本人の顧客を対象にそのロイヤルティを測定するための新しい指標であるPSJ(Promoter Score Japan)についての提案を理論および実証研究をもとに行った。

PSJは、世界的な顧客推奨指標になっているNPS(Net Promoter Score)をもとに日本人の回答性向を勘案して開発した独自指標である。

なぜPSJなのかという質問がいくつもあり、新しい独自指標の意味を他の研究者が理解してくれたのがよかった。