今日のニューヨーク・タイムスが歴代のスーパーマン6人を取り上げ、詳細に比較した記事を掲載していた。
なんで? という感じだが、アメリカ人は今、こうしたスーパー・ヒーローをどこかで強く求めているからかもしれない。
などと思ってしまうのは考えすぎかもしれないが、自分のことを「キング」だと勘違いしているアメリカ一の、いや世界一の権力者でならず者がいるからね。
僕が個人的に好きなのは、何と言っても映画の第1作目から4作目まで(1978ー87年)スーパーマンを演じたクリストファー・リーブである(写真左上)。 なんというか端正でハンサム、優男(やさおとこ)で女性にもてそうだ。
力強さはもちろんだが、知性も表現できた。それは役作りによるスーパーマン(クラーク・ケント)のキャラクターというより、リーブがそうした人だったのだろうと思う。経歴を見ると、彼はコーネル大を卒業した後、ジュリアードでも学んでいる。
後年、乗馬競争中に落馬して脊髄を損傷。以降、障がい者として車椅子の生活を続けながら映画監督などを行い、そこで自ら車椅子の主人公を演じたりもした。リーブは、エミー賞やグラミー賞まで受賞している多彩な人だった。
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NYTで原型と評されたクリストファー・リーブのスーパーマン |