今日の「ビジネスの森」のゲストは、先週に引き続いて柳川範之さん。
独学に関しての彼の話をうかがっているうちに、学校教育の意義をあらためて再考させられてしまった。教育機関は誰のためにあるのか、教育を受ける人たちにためになっているのかどうか、そうした本質的なことを考えるきっかけをもらった感じだ。
「勉強」や「教育」の意味を僕たちはゼロから考えてもいい。学校に通い、与えられた教育課程にそって教科書を与えられ、授業を受けることが教育であり、そのために本を読み教師が言ったことを覚えて試験を受けることが勉強か。
柳川さんが言った、経済や経営、法学と云った分野は社会に出れば自然とある程度理解できるようになる、契約書のひとつも見たことがない大学生に法律を教えても・・・というのはまったくその通り。
リアリティがないどころか、教条的なことをまさに教場で教えられても、現場に出てから逆にとまどったり、「頭でっかち」と上から思われることになる。
社会科学のなかでも経営といった領域は、学校では基本的なことをさらっとやって、実社会で仕事をやるようになって疑問に感じるようになったことを考える方法として、大学にまた戻って学ぶようなことが好ましい。
大学の学部教育は、リベラルアーツをじっくりかつ集中的にやることがいい。
今朝の一曲は、メリサ・マンチェスターのDon't Cry Out Loud。