2011年12月28日

SNSって、本当はどのくらい流行ってるんだろう

Yahoo! Japanのニュース・トピックスに、日本国内の現在のSNS利用者数が4,289万人という調査結果が載っていた。日本の人口が約1億2800人だから、赤ん坊など含めたすべての日本人の3人に1人がやっている!という計算になる。本当か。

その数字を発表したICT総研という会社のサイトを読むと「国内の3大SNSと言われるモバゲー(運営会社DeNA)、グリー、ミクシィはそれぞれ2,500万〜3,000万件以上の登録者を保有しており、3社だけで約9,000万件近い登録者数となる」とある。

主要3社のそれぞれの登録者数が2500万〜3000万人とずいぶん大雑把なわりに、合計の利用者数が4,289万人と一万人単位まで出ているのが不思議である。また、年代や性別、居住地域の偏りも知りたいところだ。65歳以上が日本人口に占める割合は約23%だが、その年代の何割がSNSをやっているんだろう。15歳未満(全体の13%)では?

アンケート調査をもとにした集計とあったので、調査元にその調査概要を教えてくれるようにメールしてみた。返答は「なぜ知りたいのか?何が知りたいのか?が分かりかねるので、どの情報を提供すべきか判断に困るのですが、調査概要について、無償で公開している情報は、弊社ホームページに公開しているもののみです。詳細の情報については、有料で販売しているレポートに記載しておりますので、ご検討いただければと思います」とのこと。調査結果のトップラインをリリースするのであれば、調査対象者や調査期間など基本的な調査概要も公表すべきだと思うのだが、なぜ隠すのだろう。

2011年12月27日

思い違いだった

12月19日にメールのdisclaimerについて書いた。間違いだった。ドコモのシステムの不具合で、別人の元にメールが送信されるといったとんでもない事故が実際に起こっているらしい。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK069111220111221
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7BQ02P20111227

にわかに信じがたいことが起こった。「間違ってこのメールを受信した方はただちに・・・」という注意書きをメール末尾に添えることはあながち杞憂ではないということだ。

2011年12月26日

不可能を超えろ?

国立劇場からの帰り、半蔵門駅で見かけたポスター。落書きくらいで大げさな、と思ったがここまでやった制作者に拍手。

2011年12月25日

バックパッカーは死んだか

12月24日、午後から川崎で「ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル」を観た後、横浜に買い物に出かけた。クリスマスイブで大変な賑わいだった。デパート地下のケーキ売場は、長蛇の列。一年で一番売上を稼ぐ日だ。

駅のホームもたくさんの人で溢れている。その中に、キャリーバックを引いている人が結構いる。見たところ、旅行者やビジネスマンではない。週末に買い物にでも出かけてきた風体だ。そうしたゴロゴロを引いているのは、若い女性が多い。カバンを手に持ったり、肩に掛けるよりラクだからだろう。でも、人混みでのキャリーバッグは、どう見ても周りに迷惑である。ぶつかる、足を引かれる、、、 

僕も2,3日の出張にはそれを使うし、研究室に多量の本など重い荷物を一度に運ばなければならないときは重宝する。だが、そうした時は駅などが人で混む時間帯を避けて移動するようにしている。

12月24日の深夜、年に一度沢木耕太郎がラジオのDJを務めている。昨夜も布団の中でラジオの耳を傾ける。昨年まで彼は旅に出る時はバックパックを担いでいたらしい。でもその彼も、バックパックからキャリーバッグに替えたと語っていたのが印象的だった。確かに便利だもんな、と思いつつ、昼間の街の風景を思い出した。キャリーバッグは出張や旅行には便利だ。だけど、それはもう旅ではない。

2011年12月22日

Money Ball

終了間近の「マネーボール」を観に行った。映画「マネーボール」は、マイケル・ルイスが2003年に発表した「マネーボール」を原作にしている。ルイスはもとソロモン・ブラザーズの債権トレーダー出身の作家で、「ライアーズ・ポーカー」や「ニュー・ニュー・シング」などでも知られている。

原作はビジネス書としての評価も高く、多くのビジネスマンなどにも読まれているらしい。予算の乏しい弱小チームが試合に勝つために、統計データの独自な分析とそこから導いた理論をもとにチームを立て直したやり方が企業の経営にも役立てたいということだろう。なるほど、独自のKPIに基づいた「マネーボール理論」は斬新で有効だった。少なくとも映画の中で描かれているところでは。だけど、実際はレッドソックスなど大手がすぐに同様の発想を取り入れて優勝をさらった。アスレチックが採用したゲリラ戦略はすぐさま模倣され、長続きはしなかった。

主役のブラッド・ピッドははまり役である。「テルマ&ルイーズ」から20年、いい役者になった。アスレチックスの監督をまだ40代前半のフィリップ・シーモア・ホフマンが演じていたのが意外だったけど、本作の監督が「カポーティ」のベネット・ミラーと知って納得。

2011年12月19日

何か勘違いしている

Eメールにdisclaimerと呼ばれる「注意書き」が付いて来ることがある。外資企業だけでなく日本企業のものも多い。文章はそれぞれで、今朝来たのには次のようなものがあった。

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このメールには機密情報が含まれる可能性があります。
内容の転送・コピー・プリント等 取り扱いには十分ご注意下さい。
また、このメールを間違って受信された場合は、直ちに送信者まで
お知らせいただき、受信されたメールを削除下さい。
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別のタイプは、
 
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この電子メールおよび添付書類は、名宛人のための特別な秘密情報を含んでおります。
そのため、名宛人以外の方による利用は認められておりません。名宛人以外の方による通信内容公表、複写、転用等は厳禁であり、違法となることがあります。
万が一、何らかの誤りによりこの電子メールを名宛人以外の方が受信された場合は、お手数でも、直ちに発信人にお知らせ頂くと同時に、当メールを削除下さいますようお願い申し上げます。
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郵便であれば、集合住宅への配達の際に間違って隣の郵便受けに入れてしまうこともあるかもしれない。だが、メールが間違って届いたら、それは発信者のミスと云うことだろう。「何らかの誤りにより」というのはヘンな感じだ。また、直ちに連絡せよとか、削除せよとか、あきれて苦笑してしまう。

会社からのメール送信の際は、自動的にメール本文末尾に付くようになっているんだろうね。でも、私用のメールを送信する時はそんな無粋極まりないものは消してから送ってくればいいのに。

2011年12月3日

Are you a terrorist?

米国のビザを取得するため、オンラインで申請を行う。種々の個人情報の記入を求められ、いささか呆れ、かつ疲れる。そのなか、Security and Background: Part 3には次のような質問が含まれていた。

Q. Are you a member or representative of a terrorist organization?
A. Yes   No

Yesにマークをつけたらどうなるか、ちょっと気をそそられたが、ここは真面目に答えておいた。