観天望気 木村空也ブログ

2026-05-28

水芭蕉、リュウキンカ、日暈

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梅雨に入る前、水芭蕉を見ようと尾瀬へ出かけた。 尾瀬戸倉の宿の主人からは、今年は例年より水芭蕉が咲き始めたのが早く、もう終わりの時期に入っているようだと言われたが、湿原を方々歩いてみると群生している場所もたくさんあった。 今の季節の花は、水芭蕉とリュウキンカが中心。どちらも風情を...
2026-05-24

狐と狸の化かし合いのような

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昨日のブログ記事に対して知り合いからコメントがあった。 名古屋の大学で教えている彼女曰く、「こちらもAIで対応してます」。 学生のレポートはクラウド上に提出させ、それらはすべてAIに採点評価させて、フィードバック用の講評もAIに書かせているとか。 学生に負けず、教授の側もすべてA...
2026-05-23

「AIの執筆した文章は、もう読みたくない」

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小説の新人賞などへの応募に、AIを使って書いた作品が紛れ込むようになっている。 AIに誤字や誤表記を指摘させるといった校正作業ではなく、そもそものアイデアをAIに次々と出させ、プロットを考えさせ、小説自体の執筆をやらせる。誰でも今日から作家デビューができるわけだ。 すでに多くは人...
2026-05-19

無署名の書き込みを投稿と呼ぶな

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共同通信が、3月3日から5月3日(憲法記念日)までの2ヵ月間のXへの書き込みで「憲法」と「9条」の双方の言葉が含まれるものを集計した。 その数は約230万で、昨年同時期に比べ21倍だったと報じた。共同通信はそのことで「9条」への国民の関心が高まっている、と論評している。  21倍...
2026-05-17

S・キングの短編を映画化した『サンキュー、チャック』が描くのは、天上天下唯我独尊である

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映画『サンキュー・チャック』は3章(3部)仕立てで(それは見終わらないと分からない)、まず第3章から物語は始まる。 世界が、この場合、比喩ではなく文字通りの世界が、すなわち宇宙そのものが消滅して終わりに向かう。これが映画で描かれたこの物語の結末だ。 なんとも厭世的などというレベル...
2026-05-15

回答しないのは回答したくないのか、回答できないのか

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新横浜駅前にある三井住友銀行の支店へ行く。 2階にある貸金庫室に入ろうとしたが、どういうわけか扉が開かなかった。カードキーを何度も通すがエラーが出続ける。時刻は3時前、その日はそこで用を済ませてすぐに他の銀行にも行かなければならなかった。(なぜ銀行の窓口は今も3時閉鎖なのか) 貸...
2026-05-14

連帯が必要と語る『オールド・オーク』

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映画『オールド・オーク』は、英国の名匠ケン・ローチが2023年に製作した作品。86歳になる彼のおそらく最後の作品。彼の作品はどれも市井の人々を深くとらえ、社会を低い位置から水平に眺めているのが特徴だ。 2023年の作品だが、日本では配給されないままだった。それが先週末から国内の映...
2026-05-12

われわれの生活から色が消える

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報道によると、カルビーは「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「フルグラ」など計14商品について、印刷のインク色数を2色に変更するという。   中東のホルムズ海峡でタンカーが足止めされていることでナフサが手に入らなくなっているのが原因。 トランプよ、お前のせいで俺たちのポテチから色...
2026-05-10

簡体字を含むメールはすべて受け取らない設定はできないか

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先日、似た投稿をしたばかりだが、同様のメールについて。 国民年金の保険料が未納で、いついつまでに何がしかの金額をPayPay決済しなければ財産差し押さえすると書いたメールが。 荒唐無稽なのは明らかだが、このメールを受け取った人のなかには慌てて決済用のリンクをクリックしてしまう人も...
2026-05-08

日本年金機構は選択的夫婦別姓制度を支援しているのか、と思いきや

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先月半ば、近くの年金事務所を訪ねて年金受給のための手続きをしたが、その際その時点では何点か不明なまま残っていた点があったので、それらを確認のために電話をかける。 そうすると音声案内につながり、指示通りボタンを押すと「年金ダイヤル」という相談センターに回線が繋がった。 不明点が明ら...
2026-05-07

AIをなぜ使わないのか

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昨日は国民健康保険料が未納だという偽督促メール(Yahoo!メール)について書いた。その続き。 今日来たのは昨日と同じデザインフォーマットを用いたメールで、年金の支払いが滞っているというものと、住民税が未納だというもの。どちらも「差し押さえ」が迫っていると脅かす文言が入っている。...
2026-05-06

中国からのメールをすべてシャットアウトする手はないのか

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相変わらずしょうもない詐欺メールが送られてくる。 届いたのは、「【督促】国民健康保険料 纳付通知」という件名のメール。   「纳付」が中国語特有文字になっているところから、中国人が送ってきたメールだと一目で分かる。 さらに、健康保険料が未納だと言いながら、「未納が続く場合、財産の...

CDが出なくなったら、逆さにして振れ

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大型連休中の雨の一日。このところ音楽はストリーミングで聴くことが多いのだが、今日は気分を変えてCDでも聴いて過ごそうかと思い、BoseのCDプレーヤー(Wave Music System)にディスクを挿入する。 フロントローディングのCDスロットに何か軽い抵抗感があったが、かまわ...
2026-04-30

大学総長選挙

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大学を退職してひと月になるが、今もって大学関係のいろんなメールが届く。 先日、ある教授から今度大学の総長選に出馬することにしたので応援よろしく、というメールがきた。 なぜ僕にまでそうした選挙についてのメールを送付してくるのかと思うとともに、メールを読んで思わず頭を捻ってしまったの...
2026-04-28

蔵書の処分は難しい

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ちょうどひと月ほど前に、大学の研究室にあった本を処分した。どうやって限られた日数内で研究室を空にするかは、頭を悩ます問題だった。一番の問題は、本をどうするかーー。 クルマで何度か大学に行き、今後の活動に必要となるだろう本、種々の理由で手放せない本は書棚から抜き出して箱に詰めて家へ...
2026-04-24

ネット広告が消えれば気分はスッキリする

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一週間ほど前、知り合いに勧められてiPhoneに広告ブロッカーを導入した。 感覚的には広告の出現がぐっと減ったようで、ストレス低減に役立っている。それに加え、動画広告が勝手に流れなくなり通信量が減ったのか、バッテリーの持ちが良くなったのがありがたい。値段が安くて動作が軽いところも...
2026-04-21

『西洋のレッスン、日本の手習い』

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樋口桂子『西洋のレッスン、日本の手習い』(青土社)がすこぶる面白かった。 副題に「言語化しにくい身体感覚をめぐる比較文化論」とあり、確かに本書では西洋(特に米国とフランス)と日本の比較文化論的な議論がなされてるのだが、著者は必ずしも比較文化論を専門とする研究者ではないみたいで、研...
2026-04-17

システムの進化とスポンジ化する人間

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「「スポンジ人間」化を回避せよ」と題した面白い論考を新聞で読んだ。 マーゴット・カミンスキーの「責任スポンジ」の概念をもとに、進化するAIの下す意思決定の責任、あるいはツケをいかに人間が代わりに負わされているかについて説かれていた。 例えば、そのひとつの例が自動運転システムである...
2026-04-16

東海林さだおさんが死去

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東海林さだおさんが亡くなった。88歳。さえない、もてない、仕事に身が入らないサラリーマンを主人公にすえた漫画を長年週刊誌各誌に連載していた。どれも40年以上なんて長丁場の仕事だったのがすごい。 食べ物をめぐるエッセーなんかも彼が書くと絵のない漫画で、その独特の言語感覚に気持ちをく...
2026-04-15

モバイルバッテリーの機内持ち込みを禁止にする前に必要なこと

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昨年一月、韓国の釜山空港で航空機が炎上した。その原因として、モバイルバッテリーが出火元だった可能性が指摘された。 そうしたこともあってか、国土交通省が旅客機に持ち込めるモバイルバッテリーに規制をかけることにした。持ち込みは一人2個までで、充電は禁止。スマホやラップトップへのモバイ...
2026-04-12

現在公開中のジェシー・バックリー主演のもう一作

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『ハムネット』で主演したジェシー・バックリーがこちらも主演しているということで『ザ・ブライド』を観に劇場へ。 彼女の役柄は、あのフランケンシュタインの花嫁(ザ・ブライド)である。フランケン同様に、彼女も墓から掘り起こされてアネット・ベニングが演じる医師によってモンスターとして再生...
2026-04-10

シェークスピアの妻を描いた映画『ハムネット』

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シェイクスピアの名は誰でも知っているが、その実際の人物像や生涯には謎が多い。謎が謎を呼び、世界中でこれまでも数多くの創作の素になってきた。さらにその実体が不明なのが、彼の家族についてである。 年上の妻だったアン・ハサウェイはどんな女性だったのか。彼らの息子が少年期になくなったのは...
2026-04-09

「街の声」はニュースか

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某国営放送の夜のニュース。 現在、米国とイランの停戦を巡る交渉が世界的に注目されているわけだが、そのニュースのなかで女性キャスターが、「この件に関しての街の声を紹介します」といって街頭インタビューのビデオが流れはじめた。 50代らしきどこかの一般男性が局のレポーターからマイクを突...
2026-04-06

SNSはなぜクソまみれになるのか

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端的に言って、SNSはクソだと思っている。 ネット上での誹謗中傷に関して寄せられた相談件数が過去最多を記録した。 そりゃそうだろう、ネット空間は増大し続けているなか、発信者のモラルは低下する一方なんだから。兵庫県知事選に際して発生したあまたの問題を思い返せば明らかである。 人の意...
2026-04-05

映画「金子文子 何が私をこうさせたか」

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今日は朝から雨。花見でもなかろうと、朝食後は近くの京都シネマに行く。ここは昔からセレクションがユニークで、大手の興行会社が運営する劇場ではかからない作品を見せてくれる。 選んだのは「金子文子 何が私をこうさせたか」。彼女は1903年に生まれたが、親が出生届を出さず、壮絶な虐待を受...
2026-04-04

ライトアップの京都・祇園枝垂桜

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八坂神社の東、円山公園には約800本の染井吉野や山桜などが咲き揃う。 が、そのなかでも円山公園の中央、10メートル以上の樹高を持つ1本の祇園枝垂桜(ぎおんしだれざくら)はひときわ見事である。今がまさに満開。  夜にはライトアップで薄紅色を闇に浮かべる姿は息を呑むような空間をつくり...
2026-04-02

AIについての軍事利用も教育利用もベースは同じ

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ニュース番組でAIの軍事利用が急速に進んでいる話題が取り上げられていた。 思い出すのは、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地域への攻撃で嫌というほど見せられた、モニター上で建造物や施設、車両などが自動で照準を合わされ、あっという間にミサイルで爆破される例の映像だ。  AIが何を攻撃...
2026-03-28

「空飛ぶクルマ」はクルマか

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経産省と国交省が「電動垂直離着陸機」の商用化への工程表を示した。 それによると、来年か再来年にはパイロットが操縦するものを運用開始し、2030年代前半には都市間の輸送をそれに担わせるらしい。 そして2030年代後半には自動運転で飛行できるように制度を改定するという。 これだけドロ...
2026-03-26

EUでできて、なぜ日本でやらないのか

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われわれが日常利用している多くの電子機器のバッテリーはリチウムイオン電池がほとんど。そのリチウムイオン電池は使用していると性能が次第に低下し、やがて交換が必要になる。 結果、機器本体には問題がなくても時間の経過とともにバッテリー(リチウムイオン電池)のせいで利用性能が落ちていく。...
2026-03-22

中学校5校で捨てられた赤飯の勿体なさ

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3月は卒業式のシーズン。そのめでたい卒業式を毎年、赤飯で祝っている福島県いわき市内の中学校5校で給食用に用意された赤飯が,すべて廃棄された。 事の始まりは、たまたま今年の卒業式が3月11日、つまり東日本大震災が起きた日と重なったことだった。 そんな日になぜ赤飯を出すのか、という指...
2026-03-15

まず対極を考えてみる、という方法論

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音楽評論家の湯川れい子さんがX(旧ツイッター)に書いた「戦争ほど、理不尽で悲惨なものはありません」という投稿に対して難癖をつける書き込みがいくつも寄せられたという。 ぼく自身はXはやらないのでそのもとの投稿は読んでいないのだけど、それはウクライナやパレスチナのガザ地区、イランなど...
2026-03-10

僕たちは収入印紙をいつまで貼り続けるのか

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申請しておいたパスポートを受け取りに市のパスポートセンターへ行った。 受け取り時、国と県にそれぞれ別個に手数料を支払う必要がある。国への手数料は10年用のパスポートが14,000円。支払いにはパスポートセンターとは別室の写真スタジオで収入印紙を購入し、それを所定の用紙に貼り付ける...
2026-03-09

歴史を変えた女性の100年

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ニューヨークタイムズが "100 Years of Women Who Changed History"と題する記事を掲載していた。 https://www.nytimes.com/interactive/2026/03/06/obituaries/archi...
2026-03-08

『話す力』『聞く力』『叱られる力』についての話

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パソコンの中にあった音声ファイルをAIに文字起こしさせてみたら・・・あっという間に活字になった。 以下は、以前、銀座にあるラジオ局のスタジオで行った対談の様子から。 ーーーーー  阿川佐和子さん(ゲスト)  ……で、辞表を出そうかなと。もう次の人にね。 小林千鶴さん(アシスタ...
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