政府はよほど国民にマイナンバーカードを持たせたいらしい。何人ものタレントを使い、複数バーションのテレビCMでその取得を熱心に促している。
そのCMのひとつがこれ。
「いまもう国民の3人に1人が持っているっていうから・・・」
と、佐々木蔵之介が話すこのテレビCMに、なんだか馬鹿にされていると感じた視聴者も多いことだろう。理屈はなく、ただ<船に乗り遅れるよ>と相手を不安がらせようとしているだけ。
船と言えば、「沈没船ジョーク」と呼ばれる各国の国民性を揶揄した鉄板ジョークがある。こんな話だーー。
様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、さてどのように声をかければいいか?
イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。
ドイツ人には、「規則ですので飛び込んでください」と伝える。
アメリカ人には、「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える
イタリア人には、「海で美女が泳いでます」と伝える。
フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。
中国人には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。
日本人には、「もうみなさん飛び込んでますよ」と伝える。
総務省が作ったこのテレビCMが言わんとしていることは、これと同じ。「何も考えなくていいから、さっさと右へ倣えでカード作れ」って。
深層心理の部分で国民に向かって「海に飛び込めー」って言ってる。